経済建設牽引役の深圳で大量の倒産 習近平総書記の視察は「何の役にも立たない」

習近平中国国家主席は先日広東省深圳市を訪問し、深圳を「広東・香港・マカオベイエリア経済建設」のためのエンジンにすると強調しました。しかし米中貿易戦争が始まってから、企業移転や工場の閉鎖、大量の労働者の失業などが続き、この工業エリアは日増しに衰退しています。

中国人が撮影した深圳工業エリアの様子がインターネットに公開され、多くの工場が疫病期間をしのいで10月まで耐え抜き、繁忙期に過去の損失を補填できるだけの受注を期待していたが、11月になっても受注が戻らなかったことが明らかになりました。かつては世界クラスのOEM生産都市だったにもかかわらず、現在多くの工場がからっぽで、毎日のように工場が倒産に追い込まれています。

深圳市龍崗区に住む江西省出身の出稼ぎ農民の曾(そう)さんは主にハウスクリーニングに従事しています。曾さんは今年の上半期はまずまずの収入を得られたが、10月に入ってからの景気は去年よりも悪くなったとして、その主な理由は曾さんがサービスを提供している多くの業界の顧客が不況に直面しているからだと話しています。

出稼ぎ労働者 曾さん
「下半期に入って、業界の不況によって多くの人の収入が下がった。それが私の仕事や収入にも影響した。一番影響が大きい業界は貿易関係だと思う。外国は今、こんなにも貿易を抑えている。工場が消えたら就職もしづらくなる。底辺の出稼ぎ労働者は職を見つけづらくなる」

広東省のある食品販売会社の呉さんは、広東省や深圳の大量の工場や商店、レストランが倒産の危機に見舞われていると指摘しています。

食品販売会社 呉さん
「総じて景気は低迷している。今年の4~5月から今まで、分かりやすく言えば今年の疫病発生以降、多くの商店、ホテル、工場が倒産した。汕頭の玉細工やジュエリー製作会社などもだ」

習近平国家主席は10月中旬にようやく深圳を訪問し、「広東・香港・マカオベイエリア経済建設」を推進する必要があると述べましたが、呉さんは「実際の役に立つ計画は何もない」といい、それどころか工場の移転や失業がますますひどくなるだけだと指摘しています。

食品販売会社 呉さん
「非常に危険なシグナルだ。大量の失業者が今苦しんでいる。求人も少なく、多くの工場がベトナムやカンボジアに移転している。全体的に労働力が安いためだ。さらに米国の制裁によって多くの中国製品が制限されている。中国の多くのメーカーも移転した」

呉さんは、広東省はもともと輸出型、外向型産業が盛んな省だったため、米中貿易戦争によって被る影響が特に大きいと説明し、政府が「内部循環」を声高に奨励するようになったため、人々は人民公社や供銷合作社といった旧態依然としたやり方に回帰しようとしているのではないかと憂慮し、将来に対し悲観的な見方をしていると述べています。

 
 
 
 

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