バイデン候補がピンチ!ウクライナ疑惑のEメールが明らかに=オクトーバーサプライズ

米大統領選の投開票まで残り2週間あまりですが、選挙戦の最後を飾るオクトーバーサプライズが次々登場しています。ニューヨーク・ポストは10月14日、FBIが押収したパソコンから民主党大統領候補バイデン氏の「ウクライナ疑惑」の証拠となるEメールや、息子のハンター氏の卑猥な動画や写真が大量に発見されたと報じました。米議会上院もすでに調査を開始しています。

ニューヨーク・ポストは14日、ハンター・バイデン氏の3つのEメールについて暴露しました。

1つ目は、ハンター氏がウクライナのエネルギー会社「ブリスマ」の役員に就任した直後の2014年4月13日、取締役会の役員に宛てたEメールで、ハンター氏は父親のジョー・バイデン氏のことについて繰り返し言及することで高い報酬を確保していました。ブリスマ社でのハンター・バイデン氏の報酬は最高月額5万ドルでした。

2通目は、ハンター氏がブリスマ社の役員になってから1か月後に、取締役会の顧問を務めていたバディム・ポザルスキー氏からハンター氏に送られたもので、ハンター氏の政治的影響力を利用して会社を助けるよう促しています。

ポザルスキー氏はさらに、2015年4月に送った別のEメールの中で、ハンター氏を通じて当時のジョー・バイデン副大統領とワシントンで面会したことに対して感謝の意を述べています。

一方、ブリスマ社は数日前にウクライナの裁判所で、同社の利益を上げるためにバイデン氏と息子のハンター氏に賄賂を送ったことを認めており、地元の検察官はブリスマ社がハンター氏に90万ドルの賄賂を渡したと告発しています。

バイデン氏は「息子と海外取引について話し合ったことはない」と繰り返し主張していましたが、この主張が嘘であることをこれらのEメールが裏付けることになりました。

実際2015年12月、当時副大統領としてウクライナ政策を担当していたバイデン氏はウクライナ訪問に際して、ウクライナの大統領と首相に対し、米国からの10億ドルの借款の保証を停止すると脅すことで、ブリスマ社の汚職事件を捜査していたウクライナの検察長官、ビクトル・ショーキン氏の罷免を求めました。

バイデン元副大統領
「6時間以内に、あの検察官が首にならなければ、10億ドルは諦めろ。ろくでなし! そして彼は首になった」

解任されたショーキン氏はのちに、当時、ハンター・バイデンを含むブリスマ社の役員全員に対して犯罪捜査を予定していたと証言しました。

14日に暴露されたEメールは、「ボー・バイデン財団」というステッカーが貼られたノートパソコンから復元されたもので、浸水で壊れたパソコンが修理に出されたものの引き取られることなく放置されていたため、バイデン氏の地元デラウェア州の修理店のオーナーがFBIに通報しました。

FBIはこのノートパソコンを昨年12月に押収しました。一方、修理店の店主はパソコンをFBIに渡す前に、ルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長にハードディスクのデータのコピーを渡しており、ジュリアーニ氏が10月11日にニューヨーク・ポストに提供しました。

ハンター・バイデン氏のEメールが暴露された当日、米議会上院の国土安全保障・行政委員会は直ちに調査を開始しました。委員長のロン・ジョンソン議員は、メールのプロバイダーに連絡し、検証したと述べました。

14日に暴露されたEメールは、バイデン候補にとってすでに致命傷となっていますが、元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏はツイッターに「まだまだたくさんある」と投稿しています。

投開票を2週間後に控え、さらなる「オクトーバーサプライズ」が次々登場すると予想されています。