保守派判事の指名を支持 トランプ大統領がバイデン氏の地元で集会

9月26日夜、トランプ大統領がペンシルベニア州の州都ハリスバーグを訪れ、選挙集会を行いました。周辺地区から数千人の支持者が駆けつけ、大統領を出迎えました。 トランプ大統領はここ1週間で2度ペンシルベニア州を訪問しており、多くの人は保守派のバレット判事を最高裁判事に指名したことに支持を表明しています。トランプ大統領は集会で、米国の子どもたちに米国の本当の歴史を教え、この国を好きになってもらいたいと述べました。ペンシルベニア州はスイング・ステートとして有名ですが、トランプ大統領は人々に投票に来るように呼びかけました。

記者
「ここはペンシルベニア州の州都ハリスバーグの国際空港です。トランプ大統領は今週2度目のペンシルベニア州来訪で、土曜の夜にここで有権者と会います」

エアフォースワンを降りたトランプ大統領は、歓声と拍手で迎えられました。多くの人がトランプ大統領を一目見ようと何時間もかけて集まりました。集会に先立ち、トランプ大統領はホワイトハウスで、保守派のエイミー・コニー・バレット判事を最高裁判事に正式に指名しました。

トランプ大統領
「私は先ほどホワイトハウスのローズガーデンで、エイミー・コニー・バレット氏を米最高裁判事に指名した」

金融会社に勤めるエドワード・ヤング氏は、トランプ大統領が保守派の判事を指名したことは大きな意義があると考えています。

有権者 エドワード・ヤング氏
「米国人の大きな問題の一つ、米国のモラルが二世代にかけて、60年代末から70年代初めにかけて、極左の急進的な最高裁になった。我々の判事は活動家であってはならない」

ペンシルバニア州ヨークタウンの企業家 デブ・カーク氏
「現在我々は最高裁に、憲法を本来の意味に基づいて解釈できる人を判事に迎える機会に恵まれた。憲法にはこのように書かれ、このように構築されるべきで、我々は憲法に書かれている通りに生活を規範するべきだ。これが私が彼に投票する理由だ」

トランプ大統領は、米国の子どもたちに米国の本当の歴史を教え、この国を好きになってもらいたいと述べました。

トランプ大統領
「子どもたちには我が国を愛し、我々の歴史を愛するよう教え、我々の偉大な国旗を敬うよう教える」

中国系米国人の郭さんは、息子や友人と一緒にメリーランド州から駆けつけました。

メリーランド州の有権者 郭さん
「我々の大統領は地に足がついており、民衆と運命を共にし、呼吸を共にし、一緒にこの国を救おうとしている。学校では現在、リベラルによる洗脳教育が非常に深刻になっている」

会計士で、ポーランド移民のアギー・フィルコーネ氏は、ニューヨークのロングアイランドからハリスバーグにやってきました。

ニューヨークの有権者 アギー・フィルコーネ氏
「私は自分の息子には経験させたくない。共産主義国家について私はよく知っている。パン一枚のために並ばないといけない」

トランプ大統領は有権者に対し、自ら投票に行くよう促しました。

トランプ大統領
「あなたの友人と家族を引っ張って、隣人を引っ張って、同僚を引っ張って、外に出て、これまでかつてない最も重要な選挙に投票してください」

記者
「ペンシルベニア州の選挙人は20人で、昔からのスイング・ステートです。1952年から、民主党はペンシルベニア州で10回勝利し、共和党は7回勝利しています。1992年からは、民主党が6回連勝していますが、2016年には共和党のトランプ氏が勝利しました。ペンシルベニア州はバイデン氏の生まれ故郷であり、最近のアンケート調査では、バイデン氏の地元での支持率がトランプ氏を若干上回っており、今回の選挙の激戦州のトップとなっています」

 
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