30歳以下の在学生にワクチン接種義務化 米マサチューセッツ州で保護者らが抗議

米マサチューセッツ州公衆衛生局は最近、30歳未満の全学生にインフルエンザワクチンを年内までに接種するよう求めました。これを受け、およそ千人もの保護者や市民が抗議活動を展開しました。

8月30日、1000人近くのマサチューセッツ州の住民と保護者が、ボストンの国会議事堂前で集会を開き、マサチューセッツ州政府が生徒にワクチン接種を義務づけたことに対する抗議活動を行いました。

アンドーバーのアリソン・チャップマンさんは、3人の子供たちが今年初めに様々な予防接種を受けたあとに、副作用が現れたと述べています。

アリソン・チャップマンさん
「3回目は昨年1月で、娘は再度政府に接種を強要された。ワクチンを注射しないと命が危ないと言われたからだ。あなたが反応を示すまでに、彼らは個人の状況なんか考慮しない。3回目の接種のあと、娘は4か月半入院した。これは必要のない過度な干渉だ」

中共ウイルスの流行の影響で、マサチューセッツ州公衆衛生局は先日、30歳以下の学生全員に年内までにインフルエンザワクチンの接種を義務付けると公式サイトで発表しました。生後6か月以上の子供と、大学、中学校、小学校、就学前の学校に在籍している全ての学生が対象となります。適用除外となるのは、宗教、健康上の問題、ホームスクーリング、インターネット授業のために学外で生活している学生などです。

マサチューセッツ州共和党の下院議員候補レイラ・キャンベル氏は、子供がワクチンを接種するかどうかは親が決めることであって、政府は過度に干渉すべきではないと指摘します。

マサチューセッツ州共和党下院議員候補 レイラ・キャンベル氏
「子供に何をするかは親が決めることだ。自分の子供に何が一番良いのかを知っている。親が子供を産んで育てており、何がベストなのかを知っている。政府は干渉すべきではない」

マサチューセッツ州立憲党のデイブ・コパチ氏は、ワクチンの安全性を確保することが重要だと考えています。

マサチューセッツ州立憲党員 デイブ・コパチ氏
「製造メーカーが完全に信用できるまで、政府は安全性を無視して、テストが行われていないワクチンの接種を要求してはならない」

 
関連記事