天災人災絶えない!中国4つの省・市で地震 北京でも揺れを観測 

中国4つの省・市で地震 北京でも揺れが観測

7月12日、中国の4つの地域で地震が発生しました。午前6時38分、河北省唐山市でマグニチュード5.1の地震が発生し、北京、天津、秦皇島などでも揺れが観測されました。

4つの省と市で地震

7月12日、中国の4つの省でマグニチュード3以上の地震が発生し、3つの省でマグニチュード4以上の地震が発生しました。

午前6時38分、河北省唐山市でマグニチュード5.1の地震が発生し、北京、天津、秦皇島などで揺れが観測されました。また、12時10分までに計33回の余震が発生しました。

同日午前2時30分には、三峡ダム地域である重慶市巫山県(ふざんけん)で震源の深さ11キロ、マグニチュード3.0の地震が発生しています。

午後1時21分、雲南省紅河ハニ族イ族自治州緑春県でマグニチュード4.4の地震が発生しました。

また、午後3時3分、四川省アバ・チベット族チャン族自治州若爾蓋県でマグニチュード4.0の地震が発生しました。 アバ・チベット族チャン族自治州は三峡ダムの上流域に位置し、7月2日にもマグニチュード3.2の地震が発生しました。同地域では、6月に入ってから、連日豪雨に見舞われ、洪水や土砂崩れが発生しています。

福建省石油精製工場で爆発事故

同日、福建省龍岩市新羅区の石油精製工場で爆発事故が発生し、2人が負傷し、2人が行方不明となっています。

現地時間午前10時10分頃、石油精製工場で突然火災が発生し、現場では爆発音が鳴り響き、近隣住民が緊急避難しました。この工場は福建龍岩卓越新エネルギー有限公司の工場で、設備の点検作業中にタンクエリアで火災が発生したと明かしました。

今年3度目のロケット打ち上げ失敗

甘粛省の酒泉衛星発射センターから現地時間2020年7月10日12時17分に「快舟十一号」ロケット1号機が打ち上げられましたが、機体トラブルのため打ち上げに失敗しました。

「快舟十一号」は新型の固体燃料ロケットで、2016年末から2017年に発射が予定されていましたが、2020年まで延期されていました。

今年3月17日には「長征7A」ロケット、4月9日には「長征3B」ロケットの打ち上げに失敗し、今回は3回目の打ち上げ失敗となりました。 中国のネット上では、これらの失敗は、米国がICチップの輸出を禁止したため、その影響によるものではないかと疑う声が飛び交っています。

 
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