中国で大量のイナゴが発生 食糧危機の恐れ【禁聞】

中国大陸は中共肺炎と洪水に立て続けに見舞われていますが、各地でイナゴの害も発生しています。疫病、洪水災害、蝗害といった災害に次々と襲われる中共政権は、すでに行き詰っているのではないかと考える人もいます。

7月3日、あるネットユーザーが湖北省襄陽市(じょうようし)、雲南省普洱市(ふじし)江城区などに大量のイナゴが発生した様子の動画を投稿しました。地面がイナゴに覆いつくされ、イナゴの大群が空を飛ぶ様子が撮影されています。

広西省桂林市の農業振興地域、全州県でもイナゴの被害が発生しています。以前にネットユーザーが投稿した動画には、イナゴが農作物にびっしりと集まって作物を食い荒らし、農民の衣服にもイナゴがとまっている様子が撮影されています。

広西省桂林市全州県紹水鎮村の趙さん
「ここの畑の作物はすべてイナゴに食いつくされた。作物の葉がすべて食べられ、大きな損失が出た。今年はこの蝗害が起きた。前はなかったのによりによって今年だ。ここでは桑やトウモロコシ、コメ、大豆を作付けしているが、イナゴに食い尽くされた。下に植えた木も食い尽くされた」

6月上旬、黒竜江省と吉林省はイナゴの駆除を求める緊急通知を通達しました。通知には、ハルビン周辺の244ヘクタールの農地が被害を受け、ジャムス市近郊と樺川県でも蝗害が発生したと記されています。吉林市では約13.4ヘクタールの土地でイナゴが発生しました。

湖南省永州市寧遠県でも大量のイナゴが発生し、水田の稲や家屋の壁などいたるところにイナゴが密集している様子が投稿されています。

記者
「ここでは茶葉の作付けが多いのでしょうか?」
雲南省洱江城牛洛河村の張さん
「茶葉、トウモロコシ、コーヒーなど、何でも作付しています」

記者
「農薬散布は?」
張さん
「やります。機械で散布します」
記者
「イナゴが大発生して何日くらいですか?」
張さん
「三日くらいでしょうか」

中国南部の洪水と広範囲にわたる蝗害が発生したことに対し中国政府が取った措置から、中国に食糧不足の兆候があることが懸念されています。

四川省成都市の農業農村局は、村民に対し「畑を掘り返して穀物を作付けする」よう奨励する文書を通達しました。そこには、「食糧危機が発生する可能性があるため、全市の果樹園と植林地を水田に戻して作付するよう求める。承諾する場合は1ムー(約666.7平方メートル)あたり3000元の補償金が支払われる」と記されています。

湖北省孝感市の幹部もラジオ・フリーアジアに対し、孝感市が穀物の作付けに村民を動員し、水田1ムーに対し150元の補償金を支払うことになったと明かしました。一方、作付けにかかる費用は見込まれる収益を上回るため、多くの農民が同意していません。

湖北省孝感市の于さん
「補償がある地域もある。ここも補償があるが額は少ない。実際のところよそで仕事している人たちにとっては、この補償金は少なすぎる。別の場所では補償金はもっといいかもしれない。だが補償金が高いのも作付面積が広いからだろう。ここの補償金は少ない。何も買えない。補償金が少なすぎて農家の意欲をかき立てることができない」

四川省成都市農業農村局の幹部は、「畑を掘り返して穀物を作付けする」ことは全国的な任務で、補償金の基準は地方ごとに異なるといいます。

各政府が農家に対し果樹園を掘り起こして収益性の低い米を作付けするよう求めたことは、中国の穀物備蓄量が危機に直面している証拠ではないかと考える人もいます。

湖北省孝感市の于さん
「旧暦の下半期に何か問題が起きるのではないかと感じている。上半期の水害は決定事項だ。下半期に干ばつが来るかもしれない。もし災害が続いたら、多くの農家はやっていけないだろう。その時になって食糧が不足して奪い合いが起きたら、一番苦しむのは社会の最下層の人たちだ」

イナゴのほとんどは卵の状態で土の中で越冬し、越冬した卵は5月中旬から6月上旬に孵化します。7月中旬が成虫の発生時期で、蝗害が最もひどくなる時期でもあります。イナゴは成長するにつれて移動力も増し、徐々に農地へと広がっていきます。駆除が間に合わなければ、ほとんどの農作物は食い尽くされ、農業生産に深刻な被害をもたらします。
深刻な蝗害の発生と同時に中国南部の26の省市が洪水に見舞われ、コメやトウモロコシなどの食糧生産に大きな影響を及ぼしました。さらにベトナムやタイといった中国周辺の穀物輸出国の生産量が減ると穀物価格が上昇し、中国が深刻な食糧危機に見舞われる可能性があります。