中国の洪水被害が拡大 26省市で1700万人が被災【禁聞】

中国大陸の洪水災害は5月中旬から現在まで2か月近く続き、26の省と市で1700万人以上が被災しています。中国の気象台は、中国西南部から長江の中下流域などの地域が、次の豪雨に見舞われる可能性があると予測しています。豪雨は中国南部だけでなく、中国北部の内モンゴル赤峰市でも発生しており、現地では山津波が起こり、一部の都市は洪水で浸水しています。

中国南部の集中豪雨によって現在、304の河川の水位が警戒水域を超えています。

7月2日、長江の「第1号洪水ピーク」が上流に発生し、三峡ダムへの流入量が毎秒5万3000立方メートルまで激増しました。三峡ダムは決壊を防ぐために水門を24時間開放して放水を行ったため、洞庭湖(どうていこ)と鄱陽湖(はようこ)の水位が上がり、湖南省、湖北省、安徽省などの下流の省で洪水被害が深刻化しています。

中共メディアの新華網は、中共水利部が7月4日、水害防止緊急対応レベル1級から5級のうち上から3番目の3級に引き上げたと報じました。

洞庭湖の水文観測所「城陵磯観測所」では4日18時の時点で警戒水位が32.5メートルまで上昇してまだ上昇傾向にあり、洞庭湖の水位も上昇を続けています。中国の水文部門がモニタリングしたデータによると、西洞庭湖、南洞庭湖の水位はいずれも警戒水位を超え、状況はさらに深刻化しています。

江西省昌江、楽安河、安徽省水陽江などの16の河川でも警戒水位を超えて洪水が発生しました。

4日20時、太湖の水位は3.94メートルで、警戒水位の3.80メートルを14センチ上回り、周辺の水路網のある地域の26の観測所の水位も、警戒水位を1センチから53センチ上回りました。

長江中流の本流に位置する蓮華塘観測所でも5日早朝に警戒水位に達しています。

湖南省張家界市では大きな山津波が発生し、学生が流されたと伝えられています。

湖南省張家界市在住の呉さん
「学校はこの張家界市慈利県趙家崗郷にあった。郷政府のある小中学校の校舎は大きな山沿いにあった。後ろから来た大量の水が建物の後ろの壁を全て倒壊させた。その後に水が押し寄せてきた。まだ生徒たちは休みに入っていなかったはずだ。1クラス30から40人だ」

あるネットユーザーが投稿した動画には、洪水が小学校の校舎の後ろの壁を襲い、教室の窓や運動場のフェンスが壊れている様子が撮影されています。保護者や教師、子供たちは泥だらけの運動場で泣きながら行方不明になった子どもたちを探しています。中共メディアは、これをインターネット上のデマだと否定していますが、張家界の住民は生徒が洪水で流されたのは間違いないと証言しています。

湖南省張家界市在住の呉さん
「教師はその時、ウィーチャットで他の役人や周囲にいた人たちに生徒を助けてほしいと呼びかけた。だが自分も水に呑まれてしまった。その時に流されたのは20人以上だっただろう。助けられた人も少なくはなかった。行方不明になった10数人のうち、2~3人の生徒が亡くなったはずだ」

7月4日から、西南地区の東部、江漢、江淮、江南北部などの地域で新たに大雨が発生し、数日間続いた後に今度は豪雨や局地的な豪雨に変わり、雷と強風を伴う荒れた天気になる可能性があります。また河北省、東北部などの地域ではにわか雨や雷雨が増え、一部地域では中程度の雨と局所的な大雨が予測されるほか、雷を伴う強風や、ひょうなどが発生する恐れもあります。

豪雨は中国南部だけでなく、内モンゴル赤峰市でも発生して土砂災害が起こり、一部の都市は洪水によって冠水しています。あるネットユーザーが投稿した動画によると、赤峰市の一部が洪水に見舞われ、土砂やゴミの混じった激しく流れる洪水によって道路が水没しました。

また、赤峰市松山区上官地鎮山咀子村の山津波に二人が巻き込まれ、うち一人が死亡しました。

 
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