「中共がEUの心臓部でバイオスパイ活動の疑い」EUオブザーバー

「EUオブザーバー」によると、ベルギー当局は中共がベルギーの生物学やワクチンに関してスパイ活動を行っていると疑っています。ターゲットには、ベルギーにある英国の大手製薬会社でワクチンメーカーのグラクソ・スミスクラインや複数のハイテク企業が含まれているとのことです。

EUオブザーバーによると、ベルギーの情報・安全保障局が作成した2016年の機密報告書には、ベルギーの生物兵器やワクチン領域は「中共の諜報機関にとって非常に関心の高い分野である」と記されています。

報道によると、ベルギーのブリュッセル自由大学の元科学教授で生物兵器の専門家であるマーティン・ジジ(Martin Zizi)氏は、自分がアメリカ、ロシア、中国、さらにはアフリカからも標的にされていると述べたことがあります。

ベルギーの情報・安全保障局は10年前に、ジジ氏が中国人科学者と友好的な関係を持ち、その女性をベルギーの科学と医学の分野に推薦したが、この中国人科学者は中共の元軍医だったことを警告しました。

ベルギー安全保障局の関係者は、「この中国人科学者は明らかに中共国家安全部の者である」と指摘しています。

また、ベルギー情報・安全保障局によると、数年前に北京中関村サイエンスパークと深セン欧州事務所がベルギーのルーヴェン・カトリック大学に事務所を開設したが、別のフロアにはベルギーの生物兵器研究企業が入居していたといいます。 この企業はバイオテロ研究の分野において最先端にいると言われており、そのトップを務めるガラ氏も中国共産党の標的の一人となっています。

ベルギー情報・安全保障局は、北京中関村サイエンスパークと深セン欧州事務所がルーヴェン・カトリック大学内に仕掛けたトロイの木馬なら、大学の外には中共が密かに仕掛けたトロイの木馬がもっとあるのではないかと推測しています。

 
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