《三字経》第二十二単元 老子の道徳経ができるまでー200年以上生きた老子ー

三字経》第二十二単元

五子(ごし)は
荀揚(じゅんよう)有り
文中子(ぶんちゅうし)
及び老荘(ろうそう)
経子(けいし)通じて
諸史(しょし)を読み
世系(せいけい)を考へ
終始を知る

中国古代には五冊の有名な著書がある
荀子、揚子、文中子、老子、莊子
この五子の著書である
経典と諸子に通じてから
各種の諸史を研究できる
その中から各王朝の歴史や興亡が分かる
伝説的人物 老子は道家の創始者だ
一緒に老子のお話を見てみよう

老子の物語

老子の母親は 大きな流れ星を見て
老子を妊娠した
またある噂では 老子の母親は
二つの実がくっついたスモモ(李子)を食べて妊娠したとも言われる
72年後 左脇を切り開いて
白髪混じりの毛を生やした老子が生まれた
またある人は
「周の文王の時代に守藏史に就いていたのに
今はもう武王の時代だぞ」
「しかも今は柱下史に就いてる」

「なぜそんなに長寿なんだ?」
「一体何者なんだ?」
「分からない」

「こんなに長寿なんだから老子と呼ぼう」

老子の姓は「李」 名は「耳」 字は「伯陽」

春秋時代の楚国の人だった

ある日 老子が崑崙(こんろん)山に向かう際
関令(関所の長官)である尹喜は
仙人がこの関所を通過することを予知した

「入口から40里の道のりをきれいにせよ」
「我々は仙人を迎える」
「分かりました」
しばらくして
老子は青牛に乗ってやって来た
老子は尹喜が悟りを開く運命だと知っていたので
そこに滞在した

「閣下 太鼓を叩いて訴えている者がいます」
「誰だ?連れてきなさい」
「私は老子の家僕 徐甲と申します」

「老子が遠出しようとしています」
「上様 どうか私の給料を取り返してください」
老子は賃金を一日100銭と約束し
今日までに720万銭が未払いだという

尹喜は上訴書を見てびっくりした

「720万銭ということは
彼は200年以上老子に奉仕しているではないか」
「私は本当に神様に会ってしまった」
尹喜は急いでこのことを老子に伝えた

老子は徐甲の前に来てこう言った
徐甲よ お前の天寿はとっくに過ぎている
当初 私の官職は給料が少なく
童僕さえ雇えなかったので お前を採用した
同時に太玄生符(長生不死の霊符)も与えたので
お前は今日まで生きてこれた
どうして私を訴えるのだ
旦那様 どうしてそのように言えましょうか
あなた様はまだ一銭も私にくれていないのに
遠出をしようとしています
当初 私がお前と約束した給料は
安息国(目的地)に着いたら
必ず黄金にして支払う
なぜそんなに待ちきれないのだ
安息国はどこですか?

旦那様 また私をごまかそうとしていますね

徐甲が言い終わったとたんに
老子は徐甲の口から
太玄生符を吐き出させた
徐甲は一瞬にして 一塊の骸骨になってしまった

尹喜はすぐさま地に頭をつけて
「先生 私を弟子にして道を教えてください」

「私が徐甲の給料を払います」
老子は再び太玄生符を徐甲に投げた
徐甲はたちまち人の形に戻った
尹喜は老子に代わって200年分の給料を払い
老子に対して弟子の礼をとった
老子は長寿の道を尹喜に伝授した
道(みち)の道とすべきは、常(つね)の道に非(あら)ず
(これが「道」だと言い表せる様な道は、偉大なる不朽の道ではない)
名(な)の名とすべきは、常の名に非ず
(これが「名」だと呼べる様な名は、真実不変の名ではない)
名無きは天地の始め
(天地が創られた時には名など存在せず)
名有るは万物(ばんぶつ)の母
(万物が生み出された後にそれらは名づけられたのだ)

老子が尹喜に五千言を口述した後
青牛に乗って風のように去っていった
尹喜は即座に老子の言葉を記録した
これがあの著名な《老子道徳経》だ

 
 
 
 

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