中共当局が武漢の死者数を修正 各界はその動機を疑問視

中共衛生健康委員会は4月17日、中共ウイルスの発生源となった武漢市の統計に漏れがあったとしてデータを修正し、うち、感染者数を325人、死亡者数を1290人追加しました。 ネットユーザーは、中共が国際世論の圧力を受けて数字を修正したにすぎず、本当の死亡者数は依然として隠蔽されていると考えています。一方、西側諸国の政府関係者も中共の情報隠蔽に疑問を呈しています。

4月17日、中共衛生健康委員会は、武漢防疫対策本部が伝染病のデータを修正し、感染者数は公表より325人、死亡者数は1290人多かったと発表しました。

これに対し、ネットユーザーは武漢の修正後の感染者数と死亡者数は965人の差があるが、唯一の解釈は当局が死亡者数をまだ誤魔化しているということだと指摘しています。

また、別のユーザーは、「正確な数字を得るために死亡者の具体的な状況を記載すべきだが、中共はそうしないだろう。武漢では少なくとも2万人が死亡している」と述べています。

また、トランプ大統領が武漢ウイルス研究所を調査すると発言した後、中共がすぐに数字を修正したことを疑問視するネットユーザーもいます。

ポンペオ国務長官は15日再度、中共は情報を透明にしなければならないと強調しました。

ポンペオ米国務長官
「中国(共)政府は情報を透明化し、責任を持たなければならない。何が起きたのか、なぜ感染情報を広く伝えなかったのか説明しなれけらばならない」

フランスのマクロン大統領は、16日にフィナンシャル・タイムズのインタビューで、中共の伝染病の取り扱いにはグレーゾーンがあり、西側諸国は中共の言うことをそのまま信じてはならないと述べました。

オーストラリアのダットン内務大臣は17日、米国がウイルスの発生源に関する調査結果を発表した後、世界は中共との付き合い方を変えるだろうと示し、中共は伝染病の流行についての質問に必ず答えなければならないと述べました。

豪州のピーター・ダットン内務大臣
「透明度を高めるのは良いことだ。中国(共)がこれらの問題に答えてほしい」

また、ダットン内務大臣は、感染が確認されてから26日間、自身を隔離していたことに言及しています。

英国のラーブ外務大臣は16日、伝染病の流行が終わった後、英国と中国の関係は変化するだろうと述べました。

英国のドミニク・ラーブ外務大臣
「危機が収束した後、(中国との関係は)以前のようにはいかないだろう。我々は難題を提起するだろう。伝染病がどのように現れたのか、なぜ早期に制御できなかったのかなど」

国際社会からの疑念に直面してもなお、中共外交部は17日の記者会見で、「報告の漏れや誤りがあったが隠蔽はない」として、当局の情報隠蔽を再び否定しました。

 
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