韓国で新型コロナ感染者急増 国会議員「医療が崩壊しつつある」

中国に次いで、韓国でも新型コロナウイルスの感染者が急増しています。これに対し、韓国の国会議員は憂慮を示しています。

韓国政府は4段階に分類される危機警報レベルを「警戒」から最高レベルである「深刻」にあげました。

多くの幼稚園や学校が休校措置をとっており、24日に予定されていた国会の本会議も中止になりました。街を出歩く人の数も明らかに減少しています。

医師出身の韓国国会議員パク・インスクさんは、新型コロナウイルスの感染者の急増に伴い、医師不足で救急救命室が閉鎖され、医療システムの崩壊を招きかねないと憂慮しています。

韓国国会 パク・インスク議員
「公共保険医師50名あまりが先日大邱に派遣されたが、急に決まったので宿泊する場所がないようだ。国立病院からも医師100人が派遣されるそうだ。医師不足で病院の救急救命室を閉めるしかない。新型コロナウイルスに感染していない普通の患者はどこに行けばいいのか。医療が崩壊しつつある」

パク議員は、すでに手遅れだがそれでも中国人に対しては入国禁止措置を取るべきだと考えています。

韓国国会 パク・インスク議員
「1か月遅れている。医師協会が中国人の入国禁止を求めたのは1月26日だ。韓国人は外国に行けないのに、中国人は韓国入国が許されている」

パク議員はまた、中国の顔色ばかり伺い、適切な措置を取らない世界保健機関(WHO)を非難します。

韓国国会 パク・インスク議員
「WHOは中国の顔色を伺い、我が国の大統領も中国の顔色を伺っている。WHOは今回信頼を大きく失った。我々は全部受け入れてはならない。最優先すべきは国民の生命の安全と健康だ」

また、最近感染者数が減少傾向にあるとの中国の発表に疑問を呈します。

韓国国会 パク・インスク議員
「一つ引っかかるのが、この中国が出しているデータがどこまで信用できるかだ」

韓国政府は24日、中央事故収拾本部の定例記者会見で、湖北省からの入国者に対する入国拒否は妥当な措置であると示しました。しかし、中国人の入国禁止措置については反対する見解を表明しました。

一方、中国では韓国や日本からの入国者に対して14日間の隔離措置を取っています。25日、山東省威海市では韓国人19人を含め、仁川(インチョン)空港発の済州(チェジュ)航空便に搭乗した乗客167人全員が、14日間ホテルに隔離されました。