武漢の退院患者が証言「生きたまま〇〇袋に入れられる」

新型コロナウイルスによる感染拡大に歯止めがかかりません。武漢市では2月25日から、これまでにない厳しい管理が行われています。生活用物資は共同購入で配送されることになり、市民生活はさらに苦しくなると思われます。先日、ある武漢市民がネットで、新型肺炎に感染した父親がまだ息が絶えていないまま死体袋に入れられて運ばれていったと訴えました。24日、再度生きたまま死体袋に入れらるのを目撃したとの情報が伝わっています。

武漢市民の張さんによると、退院したばかりのある年配の女性が武漢の病院での恐怖の体験を述べました。まだ生きている患者が四重の死体袋に入れられ、そのまま火葬場に送られているのを目撃したといいます。

武漢市民の張さん
「彼女が退院後に言っていたが、周囲の多くの人がまだ生きているのに、4重の死体袋に入れられて、ロープで縛られ、直接火葬場に運ばれて行ったという。家族にはすでに亡くなったと告げる。感染を恐れてすぐに死体袋に入れる。いずれにしても救命は無理だからそのまま燃やしてしまう。本当に悲惨だ」

この女性は退院後、家族とともに帰宅途中、病院で目撃したことを述べました。

目撃証言
「救命治療はしたのか」
「救命治療をしても結局死ぬんだから、他人に感染るのを恐れて焼いてしまう。毒気(ウイルス)が拡散されるのを恐れている」
「なんてことだ」
「何人も見た。私の隣の部屋の老人もそうだった。まだ息絶えていないのに焼かれる」
「信じられない。みんな同じだったのか」
「ええ。この目で見たんだ。病院でこの目で見た。本当にゾッとする」

張さんによると、武漢ではこれまでに多くの軍人と警官も新型肺炎に感染したため、他の省から軍隊と警察が続々と武漢に派遣されています。

武漢市民の張さん
「まるで戦時状態だ。(軍と警察は)飛行機で運ばれてきた。他の地方から武漢に派遣されている。情報によると、火葬場の車の運転と遺体運搬も他省から来た警察がするそうだ。彼らは防護服を着ているので、誰なのかもわからない」

近日、ある武漢のネットユーザーの投稿が広く伝わっています。投稿によると、入院していた父親が亡くなったので手伝って欲しいと医者から言われ病室に入ると、父親の体がまだ暖かかったので、「お父さん」と声をかけました。すると、父親が目を開け、何か言おうとしました。それを見た医者がびっくり仰天し、慌てて男性を追い出しました。父親はそのまま2重の死体袋に入れられ、火葬場に運ばれて行きました。死亡証明書もすでに発行されており、父親が入院していたベッドには32歳の若い患者が運ばれてきました。

武漢市当局は24日、都市の封鎖を条件付きで解除すると発表しましたが数時間後に取り消しました。武漢市民の投稿によると、25日からはさらに厳しい管理が実施され、全ての物資は共同購入のみで、まとめて配送されることになります。

23日、湖北省と海南省で3人の医師が新型肺炎で死亡したと発表されましたが、武漢市民は当局は実際の死亡人数を隠蔽していると考えています。

武漢市民の彭さん
「感染状況が深刻なので、我々はみな家に籠っている。(物資を)買うことはできるが、値段が高い。共同購入するしかない。私は江岸区の武昌に住んでいる。団地では多くのビルで感染者が出ているが、誰が感染したかについては言わないので分からない」

武漢市民の潘さん
「感染がこんな状況にまで発展していても、地域事務所の人を見たこともないし、何のサービスも受けたことがない。業者のグループチャットではみな不満を溢している。私の場合は子供の粉ミルクがなくなっているので、どこで買えるかが問題だ。マスクもない。今我々は生活については議論しない。生き続けることができるかどうかについて話し合う。逃れたくても外出もできない。我々は助けが必要だ」

 
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