【動画ニュース】ファーウェイが東南アジアで5G推進 米国が再度警告

中国の通信機器最大手ファーウェイが近日、東南アジアの全面的な5Gインフラ設置の準備を整えたと表明しました。これと同時に、米国の政府関係者は、ファーウェイの5Gネットワークには深刻なリスクが存在すると引き続き警告し、これは基本的な価値観に関わる問題であると強調しています。

東アジアサミットが4日、タイの首都、バンコクで開かれました。3日のASEAN(アセアン)サミットではファーウェイの周明成(しゅう・めいせい)副総裁が、東南アジアの全面的な5Gインフラ設置の準備を整えたと表明しました。ファーウェイについては米国政府が以前から、ファーウェイ設備は各国で情報を収集し、スパイ活動に使われる可能性があると警告し続けています。ロバート・ストレイヤー国務省次官補代理は先週、米議会の公聴会でそのリスクについて再度強調しました。

ロバート・ストレイヤー米国務省次官補代理
これによって中共に重要なインフラを破壊し、敏感な情報を傍受して敏感な技術や知的財産権、個人情報を獲得する能力を与えてしまう

タイ政府は今年2月、ファーウェイの5G通信の実証実験を行いました。フィリピンでは大手通信会社のグローブ・テレコム(Globe Telecom)がファーウェイの設備を導入した5G商用サービスを6月から開始しました。いっぽう、ベトナムはセキュリティ面を考慮して、ファーウェイの代わりにエリクソンとノキアを採用しています。

ロバート・ストレイヤー米国務省次官補代理
「これは基本的な価値観と地政学の脅威に関わってくる。根本的には、実験で通信技術のセキュリティを保証するのは不可能だ。幾万行もあるコードの中には、いつでもバックドアを設置できるからだ」

英国政府関係者によると、英国は5Gネットワークへのファーウェイの参入を許可するかどうかを巡る決定を、12月の総選挙以降まで見送ることにしています。

豪州のリンダ・レイノルズ防衛大臣は先日米国を訪問した際、5Gネットワークのセキュリティ保証について言及しました。ファイブアイズの加盟国の中で最も早期にファーウェイ設備を拒否した国として、レイノルズ防衛大臣は中国との協力において価値観の原則を堅く守らなければならないと強調しました。

リンダ・レイノルズ 豪州防衛大臣
「我々ははっきりした立場からこのようにしている。我々の価値観が我々がどんな国なのかを決める。これらの価値観を守るのは交渉の余地のないことだ」