【動画ニュース】黄之鋒氏「中共は民主主義を恐れている」

香港政府は、11月に実施する区議会選挙を巡り、民主派政党「香港眾志(デモシスト)」の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんの立候補を認めない決定を下しました。これに対し、黄さんは選挙管理人は思想警察に成り下がったと非難し、香港の高度な自治、公平な競争、公務員の政治的中立などの核心的な価値はすでに名ばかりのものになっていると批判しました。

「政治的選別に反対!政治的審査に反対!」

香港では11月24日から、18の区議会の合わせて452議席を直接投票で決める区議会選挙が実施されます。2014年の「雨傘運動」の元リーダーで、香港衆志(デモシスト)の秘書長を務める黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんのところに29日、選挙区の選挙管理人から利候補資格を認めないとの知らせが届きました。これに対し、黄さんは、選挙管理人は思想警察に成り下がったと非難しています。

香港衆志秘書長 黄之鋒氏
「選挙管理人は私への返信で、なぜ私が自分の政治主張を詳述するのか質問した。このことからわかるように、選挙管理人の返信は政治的審査であり、政治的選別である。思想警察の役割しか果たしていない」

黄さんは自身のフェイスブックに29日、選挙管理人から区議会選挙の立候補資格無効の知らせが届いたと投稿しました。のちの記者会見で、自ら進んで香港独立を提唱することはないと返信で何度も強調したにもかかわらず、選挙管理人によって曲解されていると示し、今回の決定は北京からの政治任務であると非難しました。

香港衆志秘書長 黄之鋒氏
「選挙管理人は何度も私の政治理念を曲解している。唯一の解釈は、根本から私の立候補資格を無効にしたのは北京からの命令であり、北京からの政治任務であるということだ」

黄さんは、立候補資格の剥奪はなんの法律的根拠もなく、中国共産党当局者が民主主義を恐れている現れであると指摘します。今回の決定は、高度な自治、公平な競争、公務員の政治的中立などの核心的な価値はすでに名ばかりのものになってしまったことを物語っている。香港政府は見せしめの効果を狙っているが、より多くの香港人が立ち上がるだけだと反発しています。

香港では2016年、選挙で当選した民主派の立法会議員6人が、就任宣誓の際、宣誓内容を変えたり、「香港は中国ではない」と書かれたプラカードを掲げたりしたことで、議員資格を剥奪されました。2018年にも、香港眾志の周庭(アグネス・チョウ)さんなど3人が立候補資格を剥奪されました。周(チョウ)さんはこのことで選挙への異議を申し立て、9月2日に高等裁判所から勝訴裁定が出されました。

黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんは29日、フェイスブックに「北京が私の資格を無効にするのなら、私は国際社会からの支持を獲得するために全力を尽くし、『香港人権・民主主義法案』通過のための助燃剤にさえなる。地区戦の参戦が許されないのなら、一層のことワールド戦に出る。彼らは必ず後悔するだろう」と投稿し、戦い続ける堅い意思を示しました。