【動画ニュース】放水車の乱用を非難 青い水を浴びせられた被害者ら警察に苦情

香港警察の高圧放水車がモスクに青い水を噴射したことを受け、水を浴びせられた被害者らが22日、警察本部を訪れ、苦情を申し立て、放水車の乱用を非難しました。

今年73歳の香港インド協会元会長のモハン・チュガニ(Mohan Chugani)さんは事件当時、モスクの入り口の前で友人と世間話をしていました。モハンさんによると、警察の放水車は彼らを狙って青い水を噴射し、モスクの入り口や階段も青色に染まりました。この事件は、瞬く間に国際ニュースとなりました。

21日、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は政府関係者を引き連れ、モスクを訪れ謝罪しました。モハンさんは、事件当時、モスクの前に暴徒がいたとの警察の言い方は事実と異なると非難します。

香港インド協会元会長 モハン・チュガニさん
「警察は抗議者と暴徒がモスクの前に集結していたと言うが、事実ではない。原則上は謝罪を受け入れるが、彼らに訂正を求める。我々に『抗議者や暴徒』というレッテルを貼るべきではない。私はただの市民だ」

立法会議員の譚文豪(ジェレミー・タム)氏も当時モスクの前で青い水を浴びせられました。譚(タム)議員は、世間話をしている市民に向かって放水をするのは放水車の使用規定に反すると指摘します。

譚文豪立法会議員
「私たちは何の行動もしていない。スローガンも叫んでいないし、武器も持っていない。放水車の使用には条件がある。例えば、暴力的に建物や物品を破壊しているとか、命が危険に晒されているなどの場合のみ、放水して退散させることが許される」

警察の通報センターを訪れ苦情を申し立てたのは、事件当時の通信記録を見せてもらうためだと述べています。

譚文豪立法会議員
「一体誰の命令で我々とモスクを攻撃したのか?記録があるはずだ。その前にやりとりした通信記録もあるかもしれない。攻撃について話し合っていたかもしれない」

パキスタン系香港人で、社会福祉界選挙委員の簡浩明(フィリップ・カン)さんも被害者の一人です。カンさんは、政府と警察は水を浴びせた全ての人に謝罪すべきだと述べます。

社会福祉界選挙委員 簡浩明氏
「多分林鄭氏にしろ、警察にしろ、一介の市民には謝罪しないだろうけど」

譚文豪立法会議員
「政府は被害を受けた店舗や建物にも謝罪すべきだし、もたらされた経済損失も賠償すべきだ」

NGO 団体「香港ユニゾン」の総幹事は、青い水を浴びせられたあと、皮膚の痛みが数時間もとれなかったと訴えます。

NGO 団体香港ユニゾン 張鳳美総幹事
「これほど有毒な化学剤を入れる必要があるのか?病院の救急外来すら何の成分が入っているか、どうやって治療するのかが分からない。私立病院でも成分が分からず、治療方法がわからない」