【動画ニュース】中国環球時報記者の不審な挙動 意図的な挑発行為?

香港では11日、警察が発射したビーンバッグ弾に女性救急ボランティアが右目を撃たれ、眼球が破裂しました。このことを受け、香港国際空港では連日、抗議集会が開かれました。13日夜、中国の警察関係者と見られる男性が抗議者の中に紛れ込んでいるのが発覚したほか、挙動不審な中国官製メディアの記者がデモ隊に捉えられ、衝突が発生しました。

警察が発射したビーンバッグ弾に救急ボランティアの女性が目を撃たれたことを受け、香港国際空港では連日大規模集会が続きました。

13日夜、環球時報の記者がデモ隊に暴行され病院に搬送されたとして、中国メディアが大々的に報じていますが、この記者の言動には多くの疑問点が残っています。

当初プレスのベストを着けた男性が近距離で若者らの顔を撮影していたため、不審に思った若者の一人が問いただしたところ、この男性は逃げ出しました。その後若者らにとらわれ「記者なのか」と聞かれた際も、英語で「観光客だ」と答え、記者の証明書は提示しませんでした。さらには笑顔を見せながら、「私は香港警察を支持する。殴っていいよ」などの挑発的な言葉を発しました。

また所持品からは、先日デモ隊に暴行を加えたグループが着ていたブルーのTシャツや中国・天津市が発行した通行証の他に、香港警察公衆活動連絡主任の名刺が見つかりました。警察のスパイだと判断した若者たちはこの男性を結束バンドで拘束し、さらに暴行を加えました。のちに、環球時報の胡錫進(こ・しゃくしん)編集長が微博(ウェイボー)でこの男性は環球時報の付国豪(ふ・こくごう)記者であり、スパイではないとして解放を求めました。男性は14日の零時44分に、警察によって解放され、病院に運ばれました。

当時現場にいた外国人記者リチャード・スコットフォード(Richard Scotford)さんは事件後、フェイスブックに「人道的なことから当時、自分の体で環球時報の記者を守り、警察と抗議者の両方を批判した」と投稿しました。

14日、スコットフォードさんは再度投稿し、自身の言葉が部分的に切り取られ、中国メディアによって香港の抗議活動への誹謗中傷に利用されていると憤慨しました。

投稿の中でスコットフォードさんは、警察支持者である「ブルーリボン」や共産主義者たちを痛烈に批判したうえ、若者らがこの記者を拘束したことを支持し、香港市民の抗議活動のエスカレートについても支持すると述べました。香港政府の暴力的な対応に直面し、市民の反抗したい心情は十分に理解でき、一時的に理性を失った抗議者が記者を殴ったとしても彼らは決して暴徒ではないと述べました。さらに、香港人には団結して抗議を続けていくよう呼びかけました。