【動画ニュース】香港警察 デモ鎮圧用の強力放水車公開

香港警察は12日、警官がデモ隊に変装して「おとり作戦」を行ったことを初めて認めました。このほか、警察当局はデモ参加者を排除するために導入した新型放水車を公開しました。強力放水砲搭載のこの放水車は、催涙成分の入った水を噴射し、成人を遠くまで吹き飛ばすことができます。

記者
逃亡犯条例改正反対運動がすでに2か月以上続いており、警察側の武力対応はエスカレートを続けています。警察本部は今朝、この放水車を公開しましたが、今後大型デモの鎮圧に使われます。

警察当局は異なる水圧による放水の実演を行いました。最高水圧では20メートル先の人形が5メートル以上吹き飛ばされていきます。

放水車には、強力な放水砲のほかに、20時間連続録画できるカメラも搭載され、撮影された映像は起訴用の証拠として使われるとのことです。

実演の現場では、放水車が致命的な武器になることを懸念する複数の民主派議員が、警察当局に抗議を行いました。

香港民主党議員 林卓廷氏
「実演は結構離れた距離で、非常に重い人形を使って、水を噴射している。現実の状況が全く反映されていない。ネット上では多くの動画を見ることができるが、似たような放水車は成人を遠くまで吹き飛ばしている。目に当たり、両目が失明した人もいる。さらには倒れて負傷し、死亡に至った例もある」

このほか、午後の記者会見では、多くの記者から詰問され、警察側は11日に銅羅湾(コーズウェイベイ)での強制排除で警官がデモ隊に変装して、デモ参加者の逮捕に協力したことを初めて認めました。

記者
いつから抗議者に変装していたのか?

香港警務処 鄧炳強副処長
「こう言おう。確かに我々の警官が異なる身分の人に変装した」

香港の時事評論家、劉銳紹(りゅう・えいしょう)さんは、中国共産党は天安門事件の時も、鎮圧の口実を作るために学生に変装するといった汚い手口を使ったが、今回香港政府のやり方はますます暴力的になり、大規模鎮圧を計画しているのではないかと疑っています。

香港の時事評論家 劉銳紹氏
「現在、当局が行なっていることの多くが、実は動乱を作り出している。当局は意図的に事件をでっち上げ、抗議者が罠にかかってから、彼らのいわゆる理由と根拠で大規模鎮圧を行うのではないかと疑わざるを得ない」