中国債券市場デフォルト急増 2019年は倒産の嵐到来?

中国経済の失速に伴い、昨年中国の債券市場ではデフォルトが急増し、2017年の3倍を記録しました。さらに、最新報告書によると、2019年には中国企業の破産件数も急増し、前年よりさらに20%増えると見込まれています。

中国当局は2018年のGDP伸び率を6.2%と発表しましたが、中国版ベージュブック(China Beige Book)の理事長は、これらの数字は信用できないと述べ、昨年第四4半期の中国の実際のGDP伸び率は2%未満であると見ています。

中国版ベージュブック レランド・ミラー理事長

「GDPの数字はあまり参考にならない。GDPは操作できるからだ。それだけでなく、その総成長も有効な成長ではない。多くの問題があり、中国の2018年の第四4半期のGDPは2%未満であると推測している。だからかなり弱くなっており、2019年上半期に打ち出された刺激策を見ても、経済は明らかに疲弊している」

中国経済はおそらく外部の予測よりもさらにひどい状況に陥っています。輸出が落ち込み、成長が鈍化しているほかに、債務不履行(デフォルト)の津波が押し寄せています。統計によると、2018年中国の債券市場のデフォルトは1154.5億元、日本円でおよそ1兆9000億円に上り、これは2017年の3倍です。デフォルトの件数も44件から118件へと大幅に増え、中には有名大手企業も含まれています。

オリエント・キャピタル・リサーチ創設者 アンドリュー・コーリアー氏

「中国の真の問題は貿易戦ではなく、真の課題は債務超過、経済の減速、資本の乱用である」

フランスの信用保険会社「ユーラーヘルメス」は最新報告書の中で、中国経済の失速によって2018年の破産件数は前年より60%増加していると指摘し、今年はさらに20%増えるだろうと予測しています。

民間企業間の相互保証による貸付に加え、当局のシャドーバンキングへの規制強化、国営企業の管理強化、債務超過などの影響も次々浮上しています。2019年、新たな金融危機の波が供給チェーンまで及ぶかどうか、中国経済の行方が注目されています。