反ユダヤ行為に抗議、フランス各地でデモや集会

[ストラスブール/パリ(フランス) 19日 ロイター] – フランスでここ数週間、反ユダヤ主義的行為が相次いでいることを受け、19日に国内各地でデモや集会が行われた。

パリでは、共和国広場に多くの人々が集まり、反ユダヤ主義的行為に抗議するスローガンを叫んだ。オランド氏やサルコジ氏など歴代大統領も含め、全政党の指導者が参加した。

東部アルザス地方のユダヤ人墓地で96基が荒らされたことを受けて、マクロン大統領はこの墓地を訪れ、「これを行った者は誰であれフランス共和国(国民)に値しない。犯人を罰する」と強調した。

大統領はその後、上下両院議長と共にパリのホロコースト記念館も訪問した。

フランスには約55万人のユダヤ人が住んでおり、ユダヤ人コミュニティーは欧州で最大。先週公表された政府統計によると、2018年の反ユダヤ主義的行為は500件以上で、2017年から74%増加した。

 
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