米ウーバーが大阪でも来年からタクシー配車、万博・IRを好機に

[東京 3日 ロイター] – 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]が大阪でもアプリを使ったタクシー配車サービスを来年から始める。名古屋に続いて大阪にも進出し、国内展開に弾みをつける。大阪では2024年にカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業、25年には国際博覧会(万博)の開催が予定されており、交通手段としての存在感をアピールする狙いだ。

関係者によると、大阪府も世界65カ国600以上の都市で利用されているウーバーと組むことで訪日客の利便性を高め、IRと万博を機に国際都市としての「大阪」を売り込みたい考え。大阪府はウーバーが23年の実用化を目指す、垂直に離着陸できる「空飛ぶタクシー」の導入にも高い関心を示しているという。

ウーバー日本法人の3日の発表によれば、同社は大阪でタクシー車両642台を保有する未来都(門真市)と協業し、19年1月を目標にウーバーのアプリを使ったタクシー配車サービスを開始する。未来都は今後の利用状況を見ながら、使用できる車両台数を増やす方針だ。

大阪での配車サービスを巡っては、中国最大手の滴滴出行(DiDi)とソフトバンクグループ<9984.T>の合弁会社「DiDiモビリティジャパン」がすでにサービスを始めている。今年9月から第一交通産業<9035.FU>など12社のタクシー1000台以上が配車できるようになっており、今後もさらに台数は増える見込み。大阪のほか、東京、京都、福岡、沖縄での展開も計画している。

ウーバーはライドシェア(相乗り)サービスを世界各地で展開しているが、日本では「白タク」として原則禁止されている。このため、タクシーとの協業により、アプリを使った配車サービスによる全国展開を進めている。今年7月から兵庫県の淡路島で実証実験を行っているほか、9月には名古屋で初めて本格的な商用サービスを始めた。

利用者がウーバーのアプリで行き先を入力して配車を依頼すると、近くのタクシーが迎えに行く仕組み。事前に登録したクレジットカードで決済されるため、降車時に料金を支払う必要がなく、経路も表示されることから、行き先も説明しなくて済む。

(白木真紀)

 
 
 

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