【動画ニュース】退役軍人デモ全国で再燃 待遇改善もとめて

中国各地では退役軍人による抗議活動が絶えません。最近、広東省、河北省、重慶市、大連市などで退役軍人らが、再度地元政府の前で抗議活動を行いました。また、北京に陳情に行った退役軍人らは地元に送り返されました。元軍人らは、退役後に約束されていた優遇措置などの実施や基本的権利の保障を求めています。

広東省恵州市では11月8日、200人ほどの退役軍人が市役所の前に集結。掲げた横断幕には「血を流した英雄に、涙を流させないで」「参戦した元軍人の待遇改善を」「退役軍人優遇政策の第3条、退役後の生活レベルは地元の平均以上を保障するを守れ」などと書かれています。

広東省恵州市の抗議現場

「今日は2018年11月8日です。我々広東省恵州市の退役軍人は、市政府前で基本的権利を求めています。全国の戦友の皆さん 注目してください。現在は午前10時です。元軍人たちが権利を訴えています」

11月7日、河北省では元軍人数百人が退役軍人事務庁の前に集結し、抗議活動を行いました。

現場では退役軍人らがスローガンを叫んでいましたが、阻止されました。元軍人らは陳情に行っても解決されないので、事務庁責任者との面談を求めています。

河北省 抗議現場の様子

「事務庁の責任者は出てこい」

「庁長は出てきて話を聞け」

重慶市でも11月7日、数百人の退役軍人が、「人力資源および社会保障局」の前で抗議を行いました。

このほか、四川省などから北京に集まった退役軍人数百人は、大型バスで闇刑務所として知られる「北京久敬庄救済サービスセンター」に連れて行かれ、一晩拘束されたそうです。

11月6日、大連市でも元軍人らが陳情局の前で抗議を行いました。

 
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