韓国当局、約2万台のBMW車の走行禁止 エンジン出火事故受け

[ソウル 14日 ロイター] – 韓国の国土交通省は14日、およそ2万台のBMW<BMWG.DE>車の走行を禁止する措置を取ると明らかにした。韓国ではBMW車のエンジンから出火する事故が相次いで発生しており、国民の不安が高まっている。

韓国では今年1─7月に、BMW車を巡って27件の出火事故が発生。現地法人のBMWコリアは先週謝罪し、20日から「520d」を含むディーゼル車10万6000台のリコールを開始すると発表した。

国土交通省によると、走行禁止となるのは、リコール対象のBMW車のうち、まだ安全点検を受けていない車両。

BMW側は、エンジンの出火問題について、排気ガスの再循環システムの不良が原因と説明している。一方、韓国政府は独自の調査に乗り出しており、必要な場合には法的な措置を講じる方針を表明している。

 
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