【米】イバンカ・トランプ氏、ブランド廃業へ 公私混同指摘され政治専念

ドナルド・トランプ大統領の娘でありホワイトハウス上級顧問であるイバンカ・トランプ氏が、今後はワシントンでの仕事に集中するため、自身のファッションブランドを閉鎖しました。

2018年4月17日、ニューハンプシャー州のデリーオペラハウスにて住民演説をするイバンカ氏 (Ryan Mcbride/AFP/Getty Images)

イバンカ氏は2011年にファッションブランドを立ち上げ、靴、財布、服、アクセサリーなど手頃な値段で人気をはくしていました。商品はブルーミングデールズ、ロードアンドテイラー、ディラード、メイシーズ、ザッポス、アマゾンで購入できます。

Page Sixによるとイバンカ氏は「ブランドを立ち上げた当初は誰も成功を予測できませんでした。ワシントンで17ヶ月たった頃私はいつ、いやむしろこの先、自分がビジネスに戻れるのかどうか分かりませんでした。しかし、近い将来の私の焦点はここワシントンにあると分かりました。この決断がチームと仲間にとっても公平なものとなるでしょう」と語っています。

7月24日、ツイッターでイバンカ・トランプ本社はファンと顧客に感謝の言葉を投稿しました。「多くの女性に支えられてきたこの素晴らしいブランドは私たちの名誉です。私たちは世の中に送り出したイバンカブランドの商品一つ一つに誇りを持っています」

全てのファンと顧客の皆様に心より感謝を申し上げます。多くの女性に支えられてきたこの素晴らしいブランドは私たちの名誉です。私たちは世の中に送り出したイバンカブランドの商品一つ一つに誇りを持っています。一番大切なことは、このブランドを通じて素晴らしいパートナーシップとフレンドシップを築けたことです。ご愛好いただきありがとうございました。

2016年大統領選でトランプ氏が勝利した後、イバンカ氏と現ホワイトハウス顧問である夫のクシュナー氏は、2016年の終わりにニューヨークからワシントンに引っ越し政権に加わりました。

元ブランド最高責任者であるアビゲイル・クレム氏がブランドの社長に就任し日々の業務を運営し始め、イバンカ氏は公式に一年以上前にビジネスの現場からは一線をひいていました。

Wall Street Journalによると、クレム氏は火曜日に18人の従業員にブランド閉鎖を伝えました。「ブランド閉鎖はイバンカ氏にとって非常につらい決断でした。私はこのような、才能溢れる素晴らしいチームを率いる役割を担えたことを非常に感謝しています」とクレム氏。

2017年1月、イバンカブランドはサンエー・インターナショナルによる日本上陸を撤回したとNew York Times が報じました。

 

 
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