ドル一時113.08円、半年ぶり高値

[東京 18日 ロイター] – 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の113円付近。一時113.08円まで上昇し、1月9日以来半年ぶり高値を更新した。

前日海外市場でドルが買われた流れは、東京市場でも継続。アジア株が全面高となる中、ドル買いと円売りが同時に強まった。

ドル買いの手がかりとなったのは、前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言。「段階的なフェデラルファンド(FF)金利の引き上げの継続が最も適切と確信している」などと述べた。

それを受けて、米債市場では2年債利回りが2008年以来10年ぶり高水準へ上昇。「発言そのものは決して目新しくはないが、利上げ継続に向けた確固たる意思が確認できた」(外銀)という。貿易戦争の悪化などで、事前の市場では「発言がハト派寄りに傾くのではないかとの期待もあった」(別の外銀)。

野村証券の試算によると、米金利先物市場が織り込む年内の利上げ回数はあと1.64回で、来年末までの累計では3.10回へ上昇した。前週末時点では1.50回、2.90回だった。

日米金利差の一段の拡大も、ドル高/円安を後押しした。ロイターデータによると、2年債の利回り格差は前日2.74%付近と直近の高水準をさらに上抜け、07年以来11年ぶり水準となった。

ただ、ドル/円の113円台は半年ぶり高水準とあって輸出企業など実需の売りが活発化。それを見越した短期筋も利益確定売りに回ったことで、ドルは112円後半へ反落した。

市場では「前週来の上昇が急ピッチで、買い遅れている向きが少なくない。ドルが下がる局面では流れに乗ろうとする参加者の押し目買いが入りやすい」(トレーダー)との声が出ている。1月8日につけた年初来高値113.40円の攻防が続いている。

 
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