米地裁、フェイスブックなどへの支払い命令を減額 VR技術巡り

[27日 ロイター] – 米テキサス州ダラスの連邦地裁は27日、フェイスブック<FB.O>や傘下の仮想現実(VR)機器メーカーのオキュラスなどに対し、陪審が先に下したゲーム開発会社への5億ドル支払い命令について、2億5000万ドルに半減させる判断を示した。

エド・キンケード地裁判事はまた、ゲーム開発会社のゼニマックス・メディアが著作権侵害を理由に、オキュラス製品の販売・販促差し止めを求めていた申し立てを却下した。

ゼニマックスは、自社の技術をオキュラスがVRヘッドセット開発のために盗用したとして、2014年5月に訴訟を提起していた。

2017年2月にダラスの連邦陪審は、オキュラスはゼニマックスのコンピューター・コードを使ってVRヘッドセットの「リフト」を発売したとして、フェイスブックやオキュラスなどに計5億ドルを支払うよう命じていた。キンケード判事は、このうち2億5000万ドルについて、損害賠償の証拠が不十分との判断を示した。

 
関連記事