前場の日経平均は大幅続落、欧州政治リスクを警戒 2万2000円割れ

[東京 30日 ロイター] – 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比400円42銭安の2万1958円01銭となり、大幅続落となった。イタリア政局の混迷を受けた欧米株安の流れを引き継いだ。為替が円高方向に振れて推移していることも相場の重しになった。

300円超安で寄り付いた後、2万2000円を割り込んで、一時2万1900円台前半まで下落した。取引時間中の大台割れは4月18日以来となる。その後はいったん揺り戻され、2万2080円付近に持ち直す場面もあった。ただ、勢いは続かず、前引けにかけて再びじり安となった。午後にかけては、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑が支えになるとみられている。

市場では「(株価が)安いからといって慌てて買う状況ではない。円高気味になれば、輸出企業の収益圧迫の思惑が出やすい。軟調な局面はもう少し続くのではないか」(水戸証券・投資顧問部チーフファンドマネージャー、酒井一氏)との声が出ていた。

TOPIXは1.62%安だった。東証1部の午前中の売買代金は1兆3210億円。東証33業種のすべてが下落した。セクター別の下落率トップは保険で、これに非鉄金属、鉄鋼、銀行、輸送用機器が続いた。

東証1部の騰落数は、値上がり239銘柄に対し、値下がりが1791銘柄、変わらずが51銘柄だった。

 
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