中国、米高級車などの輸入検査を強化 報復措置か

中国はアメリカから輸入される農産品、自動車、ペットフードの検査を強化するなど、実質上輸入規制を実施している。5月中旬の2回目の貿易協議を前に、両国間の貿易摩擦がいっそう激化している様子だ。

中国政府は検査・検疫強化の一環だとして、貿易摩擦との関連性を示唆していない。対象は米自動車大手のフォードモーターの高級車リンカーン、豚肉、りんご、原木、ペットフードなど。

キャデラックと並んでアメリカを代表する高級車として知られているリンカーン車。消息筋によると、中国上海市、天津市では関税当局による輸入審査が長引いている。

また、4月中旬から、アメリカ産豚肉の検疫基準が厳しくなっている。米国業界幹部は「特に食品安全の問題があったわけではない」と困惑気味だ。中国の輸入豚肉業者の話では、以前の検査比率は30%だったが、今は100%に引き上げられている。

5月に入ってから、虫を調べるとの理由でアメリカ産りんご、原木がすべて検査の対象となった。

こうした動きにホワイトハウスも反応を見せている。トランプ米大統領は中国政府に対して「米国製品への公平の扱い」を求め、懸念を示した。中国関税当局や商務部、フォードモーター社、米食肉輸出連合会など米中関係各方面はコメントを出していない。

先月、トランプ政権が中国の工業品に500億ドルの懲罰性関税を課すると表明したのに対し、中国は500億ドル分の米国輸入品に報復措置をとると応酬した。

 

 

 

 
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