エジプト最後の王が所有した金時計、中東での最高価格で落札

[ドバイ 27日 ロイター] – 23日にドバイのクリスティーズで行われた競売に、エジプト最後の王ファルークが所有したスイスのパテック・フィリップ社の時計が出品され、91万2500ドル(約9600万円)で落札された。中東で落札された時計の価格としては、過去最高となった。

落札価格には、購入者がクリスティーズに支払う手数料(バイヤーズ・プレミアム)が含まれているという。

時計は1944年製の「パテック・フィリップ1518」で、万年歴とクロノグラフを搭載。エジプト王室の紋章が刻印されているモデルで、281個しか作られていないと言われている。1518シリーズは、時計メーカーが初めて万年歴とクロノグラフを同時に搭載したモデル。

ファルーク王は、父親譲りの希少時計収集の趣味があった。

クリスティーズは、40万─80万ドルの落札価格を予想していた。

 
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