パリのリッツホテル、ヘミングウェイ使用の家具など競売へ

パリ 31日 ロイター] – 創立120年の歴史を持つパリのリッツホテルは、改装に伴い収納場所を失った3500点を超える家具や芸術品の売却を決定した。かつて作家マルセル・プルーストが座ったサロンのソファや、ヘミングウェイ、F・スコット・フィッツジェラルドらが使ったバーのスツールなどが含まれるという。

売却は4月17─21日、競売会社アールキュリアルが実施する。目を引くものとしてはほかに、ルイ16世様式の犬用寝台(推定200─300ユーロ、約2.7万─4万円)、理髪師用の腰かけ(400─600ユーロ)、リッツのモノグラム入りミニバー(300─500ユーロ)、バーのスツール3脚(1000─1500ユーロ)など。売却による総収益は100万─150万ユーロとみられている。

リッツホテルは1898年に建設、4年にわたる改装工事を経て2016年に再オープンし、現在は客室とスイートがそれぞれ71室あるる。

 
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